女性の健康セミナーアーカイブ動画を掲載しました!

2022/11/18に女性の健康セミナーを開催いたしました。 その時の模様を収録し、アーカイブ動画を作成いたしました。以下のURLからご覧いただけますので、お時間があるときに是非ご視聴ください。

第1部 女性の医療費と子宮がん検診の状況(健保組合より)

第2部 子宮がんについて(講師より)

また、当日の質疑応答を以下の通り掲載いたします。(プライバシー保護のため、個人を特定できる情報は削除しております)

Q1:HPV自己検査で陽性になったらどうすれば良い?

A:HPV(ヒトパピローマウイルス)にコロナやインフルエンザウイルスのように様々な種類があります。全てのHPVが子宮頸がんの原因となる訳ではなく、ハイリスク型と呼ばれる16型と18型の2種類は子宮頸がんに罹った20~30代の女性の約80%から見つかっています。そのため、子宮頸がんになりやすいハイリスク型なのかを調べる必要があります。調べる方法としては婦人科を受診して、医師の診察の上で細胞診(組織の一部を採取し、ガラス板に載せて顕微鏡で見る検査)をお受けいただきたいです。

Q2:HPV陽性と知った上で、日常生活で気を付ける事はありますか?

A:決して自己判断で検診を中断しないで、医師と検診の頻度や注意点についてご相談いただきたい。また、他の病気の予防のためにも食事や適度な運動などの健康管理を継続してください。

Q3:がん検診の頻度を教えてください

A:婦人科学会のガイドラインでは、子宮頸がん、子宮体がんともに2年に1回の検診を推奨しています。2年以上は空けないようにしてください。

Q4:検診に行くことを恥ずかしがって嫌がる友人がいるが、どのような心持で行けばよいのでしょうか?

A:検査台により検査を受けるのは多くの方が恥ずかしいという気持ちになると思います。病院では男性の医師が多いことも、嫌がる要因かもしれません。ですが医療現場の医師や看護師は「勇気を持って来てくれた」「早期に病気を発見したい」「健康でいてほしい」という思いで日々仕事をしています。20代、30代の若い世代の方が結婚前に子宮頸がんが見つかる人もいますので、恥ずかしい事ではない、自分の健康は自分で守るという気持ちで若い方も勇気を持って検診を受けに来て欲しいです。  

Q5:がんにならないように生活面で気を付けられることはあるのでしょうか?

A:子宮体がんはホルモンバランスの変化、子宮頸がんはHPVが原因の大半なので、食生活からはがんに罹る確率は低いと考えられます。ですが生活の乱れは様々な病気の原因になりますので、規則正しい生活を意識することは大事です。